10秒で最適な回線が選べる! かんたん回線選択

ケーブルテレビの最新技術!ネット光回線やローカル5Gの現状は?ケーブル技術ショー2023

ケーブルテレビの最新技術!ケーブル技術ショー2023
本ページはプロモーションが含まれています

本サイトは、最適なインターネット回線の検証や紹介をするために、プロモーション(PR、アフィリエイト広告など)により得られた収益で、全国さまざまなネット回線の契約や通信設備・測定器の維持及び運営を行っています。

こんにちは。インターネット回線などの通信ネットワークの運用や、検証を日々行っているネットワークエンジニアの「なかね」です。

インターネットサービスを提供している会社は多くありますが、光ケーブルなどの設備を所有している会社は限れます。

  • などが利用のNTTフレッツ網
  • などのKDDI回線
  • などの地方電力系通信会社
  • ケーブルテレビ
  • 自治体等その他

ケーブルテレビは独自に光回線を所有している会社が多く、光インターネットサービスを提供しています。

日ごろから最新の技術動向などを知るために、色々な展示会やセミナーに参加していますが、今回は時間ができたためこちらの展示会に行ってみました。

ケーブルテレビ業界の最新の技術やサービス、ソリューションを紹介される国内最⼤級の展示会の「ケーブル技術ショー2023」

なかね

主に、一般ユーザーの方に向けたインターネット回線についての最新の技術動向やサービスを見てきましたので、紹介したいと思います。

それでは、どうぞ

本サイトでは、通信業界で20年以上現役ネットワークエンジニアと光回線提案をしている私「なかね」が、光回線やモバイル回線をはじめとした通信環境の仕組みや、おすすめ回線などを解説しています。
多くの検証をしてきた実績より、費用だけでなく速度や品質、サポートを含めて本当におすすめできる回線を紹介します!

目次

本サイトは、特筆ない限り全て税込表記です。

記事執筆時点の情報になります。

ケーブルテレビの展示会「ケーブル技術ショー2023」

ケーブル技術ショー2023イベントタイトル
会場の看板を撮影

ケーブルテレビ業界は年に1度、業界関係者の情報交換などを行う「ケーブルコンベンション」というのを開催しています。

その関連イベントとして、最新機器等の展示や実演、商談や技術セミナーを提供する「ケーブル技術ショー」が開催されました。

ケーブル技術ショー2023 開催概要
  • 名称:ケーブル技術ショー Cable Tech Show 2023
  • 会期:2023年7月20日(木)~21日(金)
  • 場所:東京国際フォーラム
  • 主催:(一社)日本CATV技術協会/(一社)日本ケーブルテレビ連盟/(一社)衛星放送協会
  • 後援:総務省
  • 規模:92社

ケーブル技術ショー2023 開催コンセプト

ケーブル技術ショー2023キャッチコピー
会場の看板を撮影
Let’s start with Cable DX!

“ケーブル技術力により地域共創・地域DXを牽引し、持続可能な未来に向けて、ここからはじめよう”

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、経済産業省の「デジタルガバナンス・コード2.0」で次のように定義されています。

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」

出典:経済産業省ウェブサイト「デジタルガバナンス・コード」(https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/dgc/dgc.html

自治体など行政では、地域DXが推進されていますね。ケーブルテレビは地域密着型として、地域でデータ・デジタル技術の活用、地域社会の持続可能(サステナブル)な未来を目指すコンセプトとなっています。

ケーブル技術ショー2023会場俯瞰2
ケーブル技術ショー2023会場俯瞰撮影

ネットワークエンジニアとして地域DXの業務も行っているため、個人的には新しい製品や話を聞くことができ楽しかったですが、本サイトのコンセプトは

個人利用者の「最適なインターネット回線」の選び方

になりますので、ケーブルテレビのインターネット回線の最新の動向や今後のサービスなどについて、今回得られた情報を紹介します!

ケーブルテレビのインターネット回線

ケーブル技術ショー2023イベント会場
ケーブル技術ショー2023会場撮影

ケーブルテレビは、2000年前後から独自の回線(同軸ケーブル)でインターネットサービスを提供しています。

2010年前後から一部のケーブルテレビで光回線を用いた「光インターネット」サービスを展開して、現在主流の1ギガサービスを徐々に広げてきました。

最近では、、その他の光回線も5ギガや10ギガなど、より高速な光回線サービスもあります。

ケーブルテレビもを始め、いろいろなケーブルテレビ会社で10ギガのサービス提供を提供している会社が増えてきました。

インターネット光回線方式

光回線の通信規格は大きく2つあります。

  • NTTなどが採用の「GE-PON:ジーイーポン」
  • などが採用の「G-PON:ジーポン」

それぞれの技術的な解説は省きますが、ケーブルテレビはどちらの方式かというと、

ケーブルテレビ会社によって違う!

これは、自分が住んでいるエリアのケーブルテレビ局がどちらを採用しているか、分からないですね。

ただ、G-PONとGE-PONでは、利用者が分かることとして次の違いがあります。

GE-PON
  • 下り(ダウンロード:ネット閲覧や動画視聴など)の最大速度が1Gbps(1ギガ)
  • 上り(アップロード:ファイル送信や動画配信など)の最大速度が1Gbps(1ギガ)
G-PON
  • 下り(ダウンロード:ネット閲覧や動画視聴など)の最大速度が2Gbps(2ギガ)
  • 上り(アップロード:ファイル送信や動画配信など)の最大速度が1Gbps(1ギガ)

厳密には少し違うのですが、は2ギガサービスを提供していますよね。

これが、G-PON方式になります。

高速な通信規格は?

ケーブル技術ショー2023通信方式
ケーブル技術ショー2023企業ブースの案内表示一部撮影

では、5ギガや10ギガサービスはどういう規格かというと、

  • 10G-EPON
  • XG-PON⇒XGS-PON⇒25GS-PON…

10G・XGは10ギガサービスが提供できる規格です。

XG-PONが下り10ギガ・上り2.5ギガ程度であることに対して、XGS-PONは上り下り10ギガ(Sは対称性のこと)サービス提供と、10G-EPON同等のサービス提供が可能です。

G-PONは、誤り訂正符号化という技術の仕組み上8割程度の速度のため、実質的に8ギガ程度

今回の技術ショーでももちろん製品展示がありましたが、ヒアリングしたところ少しずつケーブルテレビで導入が増加しているとのこと。1ギガのみの製品の設備更新に合わせて導入が増加してきますね!

25GS-PONなどの20ギガサービス製品は見当たらなかったです。見落としたかな…

高速Wi-Fiルーター

2ギガ、10ギガサービスが今後増加してくることに合わせて、自宅内の無線(Wi-Fi)も高速化が必要ですね。

光回線の回線通信端末(ONU)は、1Gまたは2ギガ用と10ギガ用では違います。

光ファイバーの中で通信を行っている「光信号の波長」というのが違うからですね。

そのため、5ギガや10ギガサービス用のONUは、Wi-Fiルーター内蔵タイプもありますが、製品はまだまだとても大きいですね……

ケーブル技術ショー2023バッファロー10Gルーター
BUFFALOの2.5Gと10ギガ対応Wi-Fi製品(会場ブースにて)

既に市販されているBUFFALO製品のため、画像を掲載しています。

  • 2.5G対応のWSR-6000AX8
  • 10G対応のWXR-6000AX12

やはり、まだまだサイズは大きいです。

通常のインターネット利用の仕方では1ギガで十分なため、企業などの法人や動画配信など使う方は限定されますね。

しかし、などゲーミング回線としても、需要は今後増加してくると思います。

ケーブルテレビも10ギガのサービスは増えてくると思いますので、期待ですね!

ローカル5Gって何?

ケーブル技術ショー2023ローカル5G
ケーブル技術ショー2023会場内撮影

大手通信キャリアなど「5G」は聞いたことありますよね?

「ローカル5G」というのは聞いたことありますか?

ローカル5Gとは?

企業や自治体などが、建物や敷地内で個別に免許されるスポット的な5Gシステム

全国的に展開している携帯電話キャリアの5Gと違い、限定的だけど他の通信などに影響されにくい専門的な利用も可能で総務省も推進しています。

ローカル5Gの現状

ローカル5Gは、工場や農業などで活用が始まっています。

AIを利用しながら、機器を制御・生産の管理や効率性向上など結果も出てきてますね。

4K映像の中継伝送にも利用されています。

2019年に周波数が割り当てられて、ケーブルテレビをはじめ多数の企業が免許申請しています。

しかし…

当初予想していたより、ローカル5Gは進んでいないのが現状ですね。

Open RAN(無線基地局や設備などの仕様をオープン化・標準化)と、3GPP Release 16対応・5G NR…

すみません、技術的な話は置いておいてローカル5Gは設備が高価だったりも理由の1つですね。

2023年末、2024年には現状より進んでいると思います。

あい

企業や自治体だけでなく、個人的なインターネット利用とかはできるの?

個人利用者に向けたローカル5G活用(電気通信事業)もサービス提供していますよ!

マンション向けローカル5Gサービス

ケーブル技術ショー2023ローカル5Gイメージ
ケーブル技術ショー2023会場内撮影

ローカル5Gの個人向けサービスとしては、マンションなど光回線整備が少し難しい物件に向けた限定的な無線インターネット通信サービスがあります。

基地局が高価であることや、現状で説明したように少し課題もあるため、まだなかなか導入が進んでいません。

しかし、ケーブルテレビではないですがローカル5Gをマンション向けに利用したサービスがあります。

それは、など「NURO」サービスを展開している「ソニーワイヤレスコミュニケーションズ」

無線通信サービスとしてのスマホも行っていますが、ローカル5Gを利用したマンションインターネットサービスの「NURO Wireless 5G」をおこなっています。

ローカル5Gの免許申請件数は900件以上ありますが、その中で電気通信事業用が400件超。その75%の300件程度が「NURO Wireless 5G」です。

ケーブルテレビは70件程度(20社)のため、今後に期待ですね!

ちなみに、ローカル5Gではないキャリアの5Gで同様のサービスは、こちらのホームルーターになります。

ケーブル技術ショー2023 他のサービスは?

地域DXなどが多く紹介・展示されていましたが、個人向けインターネット回線としてのサービスなど紹介します。

ケーブル技術ショー2023阪神ケーブルエンジニアリング
ケーブル技術ショー2023会場内阪神ケーブルエンジニアリング
【大阪府・兵庫県・京都府】 Hai connect(ハイコネクト)

阪神ケーブルエンジニアリングがサービスを提供している無線(LTE)を利用したベストエフォート110Mbpsのインターネットサービス(地域BWA)

リアルタイム対戦ゲームなどは難しいですが、動画視聴やテレワークなどが安価にできるため、工事不要で通信料を抑えたい方に向いています。

今回、担当者にお話しを聞いてみたところ、主婦層や地区内の学生の方に大変評判が良く利用シーンにマッチしたサービスですね!

他にhai connect同様のサービスは全国のケーブルテレビで行っていますが、一部のサービスを紹介します。

  • TCNワイヤレス」東京ケーブルネットワーク
  • Z-LAN Air」ZTV
  • KCN-Air」近鉄ケーブルネットワーク(KCN)
  • eネットAir」愛媛CATV
  • 他にも地域でサービス展開をしている企業もあるので、確認してください
ケーブル技術ショー2023会場俯瞰1
ケーブル技術ショー2023会場内撮影

ケーブル技術ショー会場の様子 たくさんの企業ブースと来場者

ケーブル技術ショー2023会場俯瞰3
ケーブル技術ショー2023会場内撮影

ケーブル技術ショー会場の様子 右下にはJ:COMも地域情報アプリを紹介してました。

まとめ

ケーブル技術ショー2023の最新技術、インターネットの光回線やローカル5Gの現状と動向について紹介しました。

地域DXなど地域との連携をさらに推進していくケーブルテレビ業界。

個人向けインターネットサービスも、他社光回線・無線通信の技術も進んでいます。

最適なインターネット回線を選ぶ方法として、ケーブルテレビのインターネットサービスもぜひ検討してみてください。最近、↓の検証をしてとても驚いたのでケーブル技術ショーを見て本当に良かったです!

読んでいただいてありがとうございます。

それでは、なかねでした。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次